〔海外決算〕米マクドナルド、7~9月期は減収減益=ドル高が逆風
【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドが27日発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比5.3%減、純利益が7.8%減となった。ドル高が収益を圧迫した。ただ、米国での値上げなどが奏功し、売上高、純利益、調整後の1株当たり利益は市場予想を上回った。
世界の既存店売上高は9.5%増。このうち米国が6.1%増、カナダや英国、フランス、ドイツなどの国際主要市場が8.5%増、日本や中国、ブラジルなどそれ以外の国際市場が16.7%増だった。
◇マクドナルド(MCD)決算の概要
22年7~9月 市場予想 前年同期
売上高 5,872 5,685 6,201
純利益 1,982 1,900 2,150
1株利益 2.68 2.58 2.76
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ