ワークマン、主力PB製品の「価格据え置き」を来年8月まで延長

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ワークマン

 ワークマンは2月から行ってきたプライベートブランド(PB)製品の「価格据え置き」を延長する。2023年2月末までPBの価格を全面的に据え置くことを宣言していたが、このうち売上の65%を占める主力製品について23年8月まで価格を据え置く。

 価格据え置きを延長するのは、1〜8月末までの売上ランキング上位300のPBのうち、売上構成比で約96%を占める260アイテム。そのほかの30アイテムは製品寿命により廃番、残り10アイテムについては原材料価格高騰などから値上げする。

 原材料価格や輸送費の高騰、急激な円安進行などで作業服・アパレル業界では今秋冬商品から本格的な値上げが始まっているが、ワークマンではコストダウンによって価格を据え置く。

 複数のPBで素材の共通化を進めたほか、閑散期の海外工場での生産、アイテム数の絞り込みによる1製品当たりの生産量アップなどによってコストダウンを実現した。輸送用コンテナの積載効率を高めたり、商品タグの大きさを半分にしたりするなど、製品開発部門以外でも小さなコストダウンを積み重ねた。