【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドが28日発表した2022年1~3月期決算は11%の増収となり、売上高と調整後1株当たり利益がともに市場予想を上回った。中国が新型コロナウイルス感染拡大に対する規制措置の影響を受けたものの、世界的に堅調な売り上げを記録した。
世界の既存店の売上高は11.8%増。市場別では、米国が3.5%増、英国やオーストラリアやカナダなどの国際主要市場が20.4%増、日本や中国などそれ以外の国際市場が14.7%増だった。
ロシアのウクライナ侵攻に伴い、両国での事業一時停止に絡む費用として1億2700万ドルを計上した。
◇マクドナルド(MCD)決算の概要
22年1~3月期 市場予想 前年同期
売上高 5,666 5,587 5,124
純利益 1,104 1,640 1,537
1株利益 2.28 2.17 1.92
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ