【カスミ】副社長の石原氏が社長昇格、小濱氏は代表権のある会長に

Tweet

Pocket

　食品スーパー大手のカスミは１月８日、副社長の石原俊明氏（61歳）が３月１日付けで代表取締役社長に就任する人事を発表した。現社長の小濱裕正氏（68歳）は代表権を持ったまま会長に就く。

　新社長の石原氏は1996年たいらや入社、同社専務取締役を経て2001年２月にカスミに入社、同年５月常務取締役、03年５月専務取締役などを経て、07年５月副社長に就いた。現在は、営業統括本部マネジャーとフードオフ運営事業本部マネジャーを兼務する。

　また、同社が発表した09年３～11月期連結決算は、営業収益が前年同期比4.2％増の1623億円、営業利益が11.8％増の40億円、純利益が23.6％増の21億円だった。既存店売上高も1.6％増と前年同期比プラスを確保した。本部組織のスリム化や業務見直しによってローコスト化が進んでおり、10年２月期通期でも営業収益2192億円（前期比5.2％増）、営業利益52億円（12.5％増）、純利益25億円（47.1％増）と２ケタ増益を見込んでいる。