バローホールディングスのすべて!
垂直統合、関西深耕、M&A、新フォーマット…1兆円めざす
バローホールディングス(岐阜県/小池孝幸社長、以下バローHD)の成長戦略が加速している。中核事業の食品スーパー(SM)では競争力の高いフォーマット、デスティネーション・ストア(D・S)の多店舗化を実現、さらには売上が相対的に低い既存店の収益性を改善する「ネオD・S」化にも着手している。規模拡大と垂直統合を意図する積極的なM&A(合併・買収)を行いながら、主力事業のホームセンター(HC)、ドラッグストア(DgS)でも攻めの経営を続け、2030年3月期の営業収益1兆円達成に邁進している。今後の成長戦略、競争戦略、SMの商品政策や最新の売場づくり、バローHDが進めるバリューチェーンの革新に向けた取り組みなどについてキーマン、トップに取材するとともに、各種調査を行い、「バローHDのすべて」に迫った。