アインHD、第1四半期は営業・経常20%超の減益

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アイン薬局看板2

 アインホールディングス(北海道)が9月4日に発表した2025年4月期第1四半期決算(連結2024年5月1日~7月31日)は、売上高が前年同期比9.5%増の1,036億円、営業利益が23.6%減の27億円、経常利益は23.5%減の29億円で、増収・2ケタ減益となった。

 ファーマシー事業の売上高は8.8%増の918億円。売上総利益は9.5%減の84億円となり、前年同期に比べて8億8,500万円減少。売上総利益率は1.9ポイント悪化して9.2%となり10%を下回った。販管費については6.6%増の44億円で、前年より2億7,300万円増加。売上総利益の減少で、営業利益は22.3%減の40億円となり11億円ほど減らした。調剤報酬改定の影響などが大きく影響した。

 一方、好調な動きをみせたのがリテール事業で、売上高は20.7%増の89億円。売上総利益は21.7%増の34億円となり、売上総利益率は0.3ポイント改善して38.8%まで高まった。販管費については14.8%増の24億円となり3億円増となったが、売上総利益の増加がこれを吸収して、営業利益は42.5%増の10億円を超えた。前期に続いてアジアンコスメなどの売上が伸長し、客単価が上昇したことが追い風となった。

 同社では今回の業績および8月 20 日付でインテリア・雑貨小売販売事業を展開する Francfrancがグループ入りしたことを踏まえ、通期連結業績予想を修正、売上高は前回予想から385億円増の4535億円(前期比13.4%増)、営業利益は同15億円増の193億円(同5.2%減)とした。

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