ウエルシアHD、第1四半期は営業・経常20%超の減益

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ウエルシアホールディングス(HD)の看板
〔写真説明〕ウエルシアホールディングス(HD)の看板 (時事通信社)

 ウエルシアホールディングス(東京都)が7月8日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、売上高が前年同期比2.2%増の3,047億円となったものの、営業利益で25.5%減の54億円、経常利益で23.4%減の65億円と大幅な減益となった。

 第1四半期は、物販においては、外出需要の増加を背景に化粧品の売上が増加したことに加え、PBの開発と拡販、インバウンド需要への対応に注力。また、調剤部門では、調剤併設店舗数の増加によって処方箋受付枚数が増加し、連結増収につなげた。

 新年度スタートの3月、情報システム会社エクスチェンジの全株式を取得して完全子会社化。今後、ITインフラやアプリケーションなどの情報システムの整備を進め、デジタル技術とデータを活用し、持続的な企業価値の向上を実現するウエルシアモデルの進化を目指していく。

 第1四半期の連結ベースの売上総利益は、前年同期比1.4%増(12億円増)の890億円。売上総利益率は0.2ポイント落として29.2%となったことに加え、販管費が3.8%増(30億円増)の835億円となり、営業利益が18億円減って20%を超える減益となった。

 なお、2025年2月期の連結業績については、売上高で5.7%増の1兆2,870億円、営業利益で8.7%増の470億円、経常利益で6.8%増の510億円と、増収増益を見込んでいる。

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