ベイシア社長に相木孝仁氏、初の外部出身者 楽天やパイオニアで役員経験
ベイシアは7月4日、同日付けで副社長の相木孝仁氏(50歳)が社長に昇格したと発表した。相木氏は楽天やパイオニアで役員経験があり、2022年1月にベイシアの副社長に就いたばかり。外部出身者が社長に就任するのは、ベイシア設立以来初めてだ。
相木氏は北海道出身で、1994年に明治大学を卒業後、日本電信電話(NTT)に入社。1999年に米コーネル大学での経営学修士(MBA)取得後、同年ベイン・アンド・カンパニー、2007年楽天に入社。13年2月以降は楽天の常務執行役員としてデジタルコンテンツカンパニー プレジデントや楽天ヨーロッパCEO(最高経営責任者)を務めた。その後、鎌倉新書社長を経て、19年11月からパイオニア取締役常務執行役員を務めた後、ベイシアに入社した。
相木氏の社長就任に伴い、前社長の橋本浩英氏(60歳)は代表権のない取締役副会長に就いた。創業家の土屋裕雅代表取締役会長は留任した。
ベイシアは2020年にグループ売上高が1兆円を突破。現在、関東を中心に136店舗を展開している。