米マクドナルド、ロシア事業売却先決定=撤退に伴い
【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドは19日、ロシアからの撤退に伴い、同国事業の売却先を発表した。
売却先はシベリアでマクドナルド店舗を運営するアレクサンドル・ゴバー氏で、今後新たなブランドの下でチェーン展開する方針。売却額は明らかにされていない。従業員の雇用を少なくとも2年間維持するほか、供給業者などへの支払いも続ける方向という。
ゴバー氏はマクドナルドからライセンス供与を受け、2015年から25店舗を運営している。
マクドナルドは3月、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシア国内の全約850店舗の営業停止を発表。今月に入り、ロシアからの撤退を表明した。