関東に並ぶ繁盛店となるか!? ロピアららぽーと堺店の売場を徹底解説

矢野清嗣
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●まとめ
開店前は約200人の行列、15時半には入場制限も!

 今回の調査では開店してから3回目の週末に店舗を訪れた。日曜朝の開店10分前に店舗前にいくと、ららぽーと堺店に最も近いSCの北西エントラスには約100人の行列ができており、開店直前になるとその数は約200人まで増えていた。

 午前中はなんとかスムーズにお客が流れていたものの、15時近くになるとさらにお客が増え始め、「生鮮ゾーン」は動きが取れなくないほどの混雑となり、15時半頃から入場制限を行っていた。営業途中での入場制限はあまり経験がないので驚かされた。

 開店から約3週間が経過しているにもかかわらず、これだけの混雑があること考えると、関東の「ららぽーと」内店舗(ららぽーとTOKTO-BAY、ららぽーと海老名)に比肩する繁盛店になることだろう。商圏も広く、泉北地区全体にロピアの名が轟くことになるはずだ。

「ロピアの課題は人手不足」は本当か

 最近はさまざまなところから「ロピアの課題は人手不足」という声があがっているようだ。ロピアららぽーと堺店の売場を見ていても、確かにその兆候は多少みられるものの、「売れすぎ」であるために作業が追いついていないように筆者の目には映った。

 売場にいるスタッフを見ていると、その多くは20~30代とみられる若い従業員で、忙しさのためか表情には緊張感があり、「次は何を補充するべきか」と売場をせわしなくチェックし、補充作業を行っている。1970~80年代のスーパーマーケットでよくみられた光景だが、最近はこれほどの客入りがある店は少なくなった。

 「店がお客であふれている」という経験ができるのはいまや貴重な時代になった。店が繁盛しなければ、「販売の楽しさ」も経験できない。この「忙しさ」を財産に、ロピアからさらなる優秀な人材が育っていくことを期待したい。

(店舗概要)
所在地 大阪府堺市美原区黒山22-1
開店日 2022年11月8日
売場面積 約680坪(歩測)
営業時間 10:00~21:00
駐車台数 3050台

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