ワークマンは11月までに、女性客を主なターゲットとする新業態「#ワークマン女子」の路面店5店舗を出店する。これまで大都市のターミナル駅付近の商業施設を中心に出店してきたが、10年間で400店舗の出店目標達成に向け、路面店の出店を加速させる。
路面店1号店となる「南柏店」(千葉県柏市)は6月10日にオープンする。その後、10月に「盛岡南店」(盛岡市)と「長岡川崎店」(新潟県長岡市)、11月初旬に「前橋吉岡店」(前橋市)と「水戸元吉田店」(水戸市)を出店する。
前橋吉岡店と水戸元吉田店は、グループ会社のカインズの敷地内への出店となる。5店舗の初年度売上高は2億5000万〜4億2000万円を見込む。直営で運営する南柏店を除く4店舗については、フランチャイズ(FC)加盟店の募集を始める。
#ワークマン女子の1号店は2020年10月、横浜市の桜木町駅近くの商業施設にオープンした。今年に入って3月19日には東京都墨田区の「東京ソラマチ」に2号店を出し、4月には大阪市の「なんばCITY」と川崎市の「ルフロン」への出店を予定している。
東名阪地域の商業施設には直営店として出店し、今後数年で20店舗にまで増やす計画だが、出店の主体はFC加盟店が運営する路面店とする予定だ。#ワークマン女子の売り場構成比率は、女性4割、ユニセックス2割、男性4割で、作業服は取り扱わない。