市場規模10兆円突破!アマゾンのシェアが2割に拡大
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日本通信販売協会によると、2020年度(20年4月~21年3月)の通信販売の市場規模は対前年度比20.1%増の10兆6300億円となり、同協会が調査を開始した1982年度以来初めて20%を超える伸び率を記録した。コロナ禍で在宅時間を充実させたいというニーズが大きく伸び、商材としては家電や家具、食品が好調だったという。
上位10社のシェアは37.9%
同協会によると、通信販売の市場規模は1998年以降、22年連続で増加を記録していて、直近10年の平均成長率は8.7%。成長著しい市場である。
2020年度の通信販売業界の上位10社の売上高合計金額は4兆212億円。市場全体に占める割合は37.9%で対前年度比0.8ポイント(pt)伸長した。上位企業の中でもシェアを拡大しているのが、アマゾンジャパン(東京都)だ。シェアは21.2%で、前年度より1.7pt伸長。直近の21年12月期の売上高は、同15.9%増の2兆5378億円(21年の平均為替レート1ドル=110円で換算)とさらに売上を伸ばしている。同社は迅速な配送をめざし物流網の増強を進める。22年3月には、商品保管容量約100万立方フィートの尼崎フルフィルメントセンター(FC)を開設。同FCにはピッキング作業を削減する「Amazon Robotics」を導入し、倉庫作業の効率化を図る。
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