デジタルで実現する多店舗オペレーション改革 店舗の実行力&売上向上を支援する「ハンクラ」
MD施策の実行状況を可視化・数値化して改善サイクルを回す
小売業がマーチャンダイジング(MD)で売上を向上させるためには、MD計画に基づいた正確な品揃え・売場づくりが欠かせない。しかし、多店舗展開しているスーパーマーケットやドラッグストアなどの業態では、取り扱い商品も多くMD業務が多岐に渡ることから、本部では「指示が実現されているかわからない」、店舗では「対応に抜け漏れがおき、報告に手間がかかる」など連携がうまくいかず悩みも多い。その結果、店舗でのMDの実現力が不十分になり、欠品による機会損失や買物体験の悪化、不効率な作業コストの発生による、生産性や売上の低下を招いている。
スタディストでは、こうした本部と現場の連携に関する課題を解決し、店舗の実行力向上を支援するシステム「ハンクラ」を提供している。「ハンクラ」は本部から店舗や拠点に出した指示報告業務を効率化し、施策の実行状況を可視化・数値化するクラウドサービスだ。
イオンベトナムでも採用、売上向上に貢献
運用はアプリによる実行指示から現場での内容確認、実施報告までタブレットやモバイルを使用し最短6ステップで完結。本部が現場でのMD実施状況をリアルタイムで把握できるため、進捗管理が容易にできる。店舗からの実施報告も写真を撮って送るだけで完了。MD施策が本部の指示通りに実現されているかの判定は自社で実施できるほか、スタディストが中立な第三者として判定するサービスも提供し、やり直し指示もスピーディに実行されるのが特徴だ。
提出された写真から「実現率」、実施完了までに要した「日数」を数値化することで、改善点を明確化することができ、MD施策の指示の精度やオペレーション改善につなげるPDCAを回すことが可能になる。
特別レポートではMDの店舗での実行力向上を支援する「ハンクラ」のサービスについて解説するとともに、AEON VIETNAM CO.,LTD (イオンベトナム)、ドラックストアを展開する富士薬品、アカカベ、精肉専門店のニュークイックにおける活用事例を紹介している。