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イケア、スウェーデンで再生エネ小売り参入へ 世界展開も視野に

イケアのロゴ
スウェーデンの家具大手イケアは、9月から同国の住宅市場で一般家庭向けに再生可能エネルギーの販売に乗り出す。写真は同社ロゴ、6月撮影(2021年 ロイター/Stephane Mahe)

[ストックホルム 17日 ロイター] – スウェーデンの家具大手イケアは、9月から同国の住宅市場で一般家庭向けに再生可能エネルギーの販売に乗り出す。

提携企業スベア・ソーラーが国際電力取引所ノルドプールで電気を調達し、追加料金なしで再販売する。各家庭は月額の固定料金に加えて変動分を支払う。イケア親会社のインカ・グループは、各家庭は太陽光と風力に由来する再生可能エネルギーを手頃な価格で購入でき、アプリで使用量が分かると説明した。

イケアは11カ所の市場で家庭向けの太陽光パネル販売を手掛けている。生産した電力はアプリで把握でき、余剰電力を販売することもできるという。スベアがイケア向けの太陽光パネルを生産している。

イケア・スウェーデンのサステナビリティ責任者、ヨナス・カーレヘド氏はロイターに対して、全ての市場で、再生可能エネルギーと太陽光パネルのサービスを展開したいと語った。

同社は声明で「持続可能なエネルギーに由来する電気を全ての人により手頃な価格で利用できるようにしたい」と強調した。