ウォルマート、アマゾンと差別化に成功、ターゲットの商品開発の強みとは

平山 幸江 (在米リテールストラテジスト)
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市場競争の激しい米国の小売業界では、競合他社との差別化が何よりも重要となる。商品開発においては、価格が安いだけではなく、独自性や消費者の潜在欲求を先取りするような企画力が重視されている。本稿では、圧倒的な独自性を持つプライベートブランド(PB)商品で熱烈な支持を集める米国小売、トレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s)とターゲット(Target)の商品戦略を見ていきたい。

トレーダー・ジョーズの記事はこちら

ニューノーマルに商機を見る新PB「フェイバリット・ディ」

 ディスカウンターであるにもかかわらずスタイリッシュなイメージを持ち、ウォルマート(Walmart)やアマゾン(Amazon.com)との差別化に成功しているターゲット。その成功を支えているのはPB開発と言っても過言ではない。

 同社は

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記事執筆者

平山 幸江 / 在米リテールストラテジスト

慶應義塾大学、ニューヨーク州立ファッション工科大学卒業。西武百貨店勤務後1993年より渡米。伊藤忠プロミネントUSA(Jクルージャパン)、フェリシモニューヨーク、イオンUSAリサーチ&アナリシスディレクターを経て2010年より独立。日系企業の米国小売事業コンサルテーションおよび米国小売業最新トレンドと近未来の小売業をテーマに、ダイヤモンド・リテイルメディア、日経MJ他に執筆、講演会多数。

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