ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の10月の売上高(オンライン販売を含む)は、既存店ベースで前年同月比4.8%減だった。9月の19.1%減に比べてマイナス幅は縮まったが、3カ月連続で前年実績を下回った。
10月前半は気温が高く、秋冬商品の売れ行きが悪かった。後半は気温低下で防寒着や「ヒートテック」などのインナーが好調だったが、月間トータルでは前年に届かなかった。客数は4.5%減、客単価は0.3%減だった。
新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業は10月末時点で4店舗、時短営業は34店舗と、9月末に比べてそれぞれ2店舗、22店舗減った。
そのほかの衣料品専門店では、作業着・アウトドア衣料のワークマンの既存店売上高が1.1%減、しまむらが9.5%減だった。前年割れとなるのは、両社とも2カ月ぶり。