[28日 ロイター] – 米外食大手ヤム・ブランズが28日発表した第3・四半期決算は、売上高と利益がそろって市場予想を上回った。傘下チェーンの「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」と「タコベル」が好調で、「ピザハット」の売り上げ低迷を補った。
調整後利益は1株当り1.22ドル、売上高は16億1000万ドル。アナリスト予想はそれぞれ1.08ドル、15億9000万ドルだった。
新型コロナウイルスワクチンの普及を追い風に、米、カナダ、欧州では客足が戻ってきた。しかし他市場では、感染力の強いデルタ変異株の流行が圧迫要因となった。
ヤム・ブランズギブス最高経営責任者(CEO)は、店内飲食の客足は回復しつつあるものの、デジタル売上高も引き続き増加していると指摘した。
タコベルの売上高(為替相場の影響除く)は8%増、KFCの米売上高は3%増だった。一方、ピザハットの米売上高(為替相場の影響除く)は2%減少した。
競合の米マクドナルドなどの業績も軒並み堅調となっている。