遠方から1カ月分まとめ買いも ハラル対応スーパー「ボンゴバザール」急成長の理由
埼玉県三郷市に、さまざまな顧客層から支持を集めるユニークな食品スーパー(SM)がある。ハラル食品を主に取り扱う「ボンゴバザール」だ。日本人をはじめイスラム教徒以外の利用も多く、2024年の売上高は対前年比30%増と大きく伸長している。「ハラルSM」という一見ニッチなフォーマットにもかかわらず、人気を集める理由とは。
売上高は毎年10~30%増!
ボンゴバザールは、ハラル食品の輸入・販売を行うパドマ(埼玉県/チャクラダール・バダル社長)が20年3月、埼玉県三郷市にオープンした。売場面積は130坪。イスラム教の戒律に基づいたハラル食品を主に扱っており、禁忌である豚肉やアルコールは一切販売していない。

開店以来の業績は絶好調だ。売上高は毎年、前年から10%以上の成長率を示しており、直近の24年の年間売上高は同約30%増に上った。1日当たりの売上高は平日で約160万円・客数が約500人、週末になると約500万円・約1000人を数える。とくに客数の伸びが顕著だという。三ノ輪健店長は
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