ファーストリテイリングは8月4日、理工系に強いインドの新興大学インドラプラズサ情報工科大学デリー校(IIITD)と学生支援で提携したと発表した。有望な学生に奨学金を支給する「ファーストリテイリング 教育スポンサーシッププログラム」を創設する。
同プログラムでは、毎年5人の新入生を対象に学士課程4年または修士課程2年の学費全額と関連費用をファーストリテイリングが支給する。また、日本語や日本文化を学んだり、ユニクロのインド法人でインターンシップを体験したりする機会を提供する。一定の条件を満たした学生は、日本の本社かユニクロのインド法人に入社できる。
IIITDはデリー準州が2008年に設立した州立大学で、コンピューター理工学、電子通信工学、人間中心設計などの学部を持つ。ファーストリテイリングの東京本部でも同大学の出身者が働いているという。
IIITDでの教育スポンサーシッププログラムは、ファーストリテイリング財団を通して進めている学生向け教育支援の一環。同財団では、学生がファッション専門の大学院や世界トップクラスのビジネススクールで学ぶことを支援する「ファッション大学院奨学金プログラム」「ハーバード大学経営大学院奨学金プログラム」などを実施している。