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スタバ、24年中に国内2000店舗目指す、年間100店ペースで出店継続

スタバのサステナビリティに重点を置いた新店舗がオープンする皇居外苑の和田倉噴水公園内の和田倉休憩所
12月には皇居外苑(東京都千代田区)に、サステナビリティに重点を置いた新店舗をオープンする予定だ

 スターバックスコーヒージャパンは、現在1600店舗強の国内店舗数を2024年末までに2000店舗に拡大する。1996年の日本1号店の開業から25周年を迎えたのを機に、さらなる成長に向けた取り組みとして発表した。2000店舗達成を目指して、年間100店舗のペースで新規出店を続ける。

 スターバックスは、グローバルで二酸化炭素の排出量や廃棄物の量、水の使用量を30年までに50%削減する目標を掲げており、これに向けて国内でもサステナビリティの取り組みをさらに強化する。

 食品ロスの削減のために、8月23日から全国の店舗(一部店舗を除く)で夜間に商品を値引き販売する。スターバックスの食品廃棄物の約15%を期限切れの食品が占めており、値引き販売によって売れ残りを減らす。

 また、9月から順次、フラペチーノのストローも紙製に切り替える。これによって、子ども用の曲がるストローやチルドカップ付属のストローを除き、店舗での使い捨てストローは全て紙製となる。

 今秋からは、東京・丸の内の店舗で飲料を提供するカップを再利用する実証実験も始める。プラスチックカップを含む使い捨て容器の代わりに、再利用可能なカップで飲料を提供し、店舗で回収。委託先で洗浄した上で再利用する。

 12月には皇居外苑の和田倉噴水公園内にある和田倉休憩所に、サステナビリティに重点を置いた新店舗をオープンする予定だ。