主役は「店」と「部門」 現場目線の改革で「強い店」をつくるための方法とは
主役は「店」と「部門」
現場目線での改革を
ここまでさまざまな切り口でSMが取り組むべき事例を挙げてきた。いずれにしても、日々変化する顧客のニーズをとらえ、それに対応した商品、売場、店をつくるという姿勢を貫くことが、地域で圧倒的な支持を集める「強いSM」の創造につながっていくのだ。
そして、店を強くするためには当然、各店舗、各部門がそれぞれ、自店の顧客のニーズを理解し、売場づくりや商品開発において実行に移すことが必要だ。企業としての経営戦略的な観点だけでなく、店舗という「現場の視点」での改革が求められる。
本特集では、「青果」「精肉」「鮮魚」「総菜」「加工食品」「日配品」「冷凍食品」「酒類」の8部門に加え、販促や店舗オペレーション、次代の商品政策(MD)の在り方など、強いSMをつくるための方策をさまざまな切り口で取り上げた。解説するのは、食品小売ビジネスに長年携わり、今も第一線で活躍する各専門家である。現場担当者、部門チーフ、店長、そして経営トップまで、本特集を参考に、「より強い店づくり」につなげていただきたい。
繰り返しになるが、特需に沸き、売上・利益ともに好調、そして投資余力のある今こそ、「強いSMとは何か」を考え、実行に移すチャンスである。こんな好機はもう二度と来ないかもしれない。
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