眼鏡専門店「JINS」を展開するジンズホールディングス(HD)は5月15日、緊急事態宣言発令後も営業を続けている同社の店舗で働く従業員に対して、「営業継続特別感謝手当」を支給すると発表した。
対象期間は4月17日から、店舗が所在する都道府県の緊急事態宣言が解除されるまで。出勤1日に付きフルタイム従業員は1000円、パートタイム従業員は500円を支払う。1カ月分の手当を翌月の給与でまとめて支給する。
緊急事態宣言後、同社では9割近くの店舗を臨時休業。大型連休後は徐々に営業を再開しているが、営業中の店舗では来店客の感染防止対策や従業員の安全確保のため通常営業時よりも業務負担が増加している。心理的負担も多い中で勤務に就く従業員への感謝の気持ちを示す意味で、今回の手当を支給することにした。
なお、緊急事態宣言により売上高の減少が見込まれることから、役員については月額報酬を減額することを決めた。代表取締役CEO(最高経営責任者)の田中仁氏は30%、取締役CFO(最高財務責任者)と執行役員については20%を5月から10月まで減額する。