イオンモール、カンボジアで国際物流事業に参入、23年度から
イオンモールは、カンボジアで国際物流事業を始める。同国に保税機能や通関代行機能を備えた多機能型物流センターを建設、2023年度中の開業を予定する。
カンボジアで最大の貨物取引量があるシアヌークビル港を含む経済特区に敷地面積約3万㎡の規模を持つ物流センターを開設する。同国政府は、日本政府と国際協力機構(JICA)の技術協力を受け、シアヌークビル港経済特区の一部を自由貿易港として運用することを構想しており、イオンモールは構想実現に向けた最初のパイロット事業者となる。
イオンモールが建設する多機能型物流センターは、商品の保管・小口仕分けなどのフルフィルメントセンター機能を備え、越境EC(インターネット通販)にも対応する。同物流センターは、イオンモールカンボジアの100%子会社として設立する「イオンモールカンボジア ロジプラス」が運営する。