レシートは語る第6回 「オーケー」の強さの実態 購入データから見えた周到な戦略
調査結果で強さ歴然!
低価格を実現し全体売上高を伸ばす
さらに21年1月~10月までのレシートデータを分析し、購入状況を比較した(図表3)。
オーケーのレシート1枚あたりの平均単価は198円と最も低い。一方で平均購入点数は8.3個、平均購入金額は1647円で、3チェーンを上回っている。
このようにオーケーは、他チェーンよりも低価格を実現し、それが消費者からの支持につながり、購入点数・金額で競合に差をつけていることが調査結果に表れている。
そして今回の調査結果からは、購入頻度の高い日配の訴求、精肉の高い支持、名物商品の育成、消費ニーズの高まる冷凍食品ニーズへの対応なども強さの理由となっていることがわかった。同業他社はこれらオーケーの強さの実態を把握したうえで対策を講じるべきであろう。
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