エイチ・ツー・オーリテイリング
阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合による持株会社体制への移行により、2007年10月、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)が誕生した。現在、関西エリアを中心に、百貨店、食品スーパー、商業施設、専門店やコンビニエンスストアなどを展開している。
グループの中核となる阪急阪神百貨店は、「阪急百貨店」を11店舗(関西7店舗、関東3店舗、九州1店舗)展開し、「阪神百貨店」を関西地区で4店舗運営。第2の柱と位置付ける食品事業は、関西スーパーマーケット、阪急オアシス、イズミヤの3社統合により関西屈指のスーパーマーケット事業規模をもつ。
2030年に向けた「長期事業構想2030」において、グループがめざすビジネスモデルを「コミュニケーションリテイラー」と定義。阪急百貨店と阪神百貨店が両本店を構える大阪・梅田エリアを拠点に関西ドミナント化戦略を進め、地域密着流通グループとして、新たな経営モデルの確立をめざしている。