6月売上高、全社減収=訪日客の不振続く―百貨店大手

百貨店大手3社が1日公表した6月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月を下回った。全社マイナスは4カ月連続。三越伊勢丹ホールディングス(HD)が前年同月比9.2%、大丸松坂屋百貨店は2.6%、高島屋は2.2%、それぞれ減少した。いずれも訪日客の購入額を示す免税売上高の不振が響いた。
免税売上高は3社とも3割以上減少した。円高傾向で割安感が薄れ、海外ブランドのバッグや時計といった高額品の販売が落ち込んだ。購入客数も3社がマイナスとなった。関係者は「海外客向けの販売促進策を強化し、売り上げを安定させたい」と話した。
一方、国内客の購入額は高島屋が1.5%増、大丸松坂屋が1.3%増。記録的な暑さが続き、日傘や帽子、サングラスが好調だった。三越伊勢丹HDは前年を下回った。





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