フジ、ネスレ日本・加藤産業とアップサイクル推進で連携 店頭回収の拡大へ

フジ(広島県)は6月10日、ネスレ日本(兵庫県)および加藤産業(同)と、店頭回収およびアップサイクル活動に関する協業に合意し、調印式を実施した。
使用済み紙パッケージの回収と再資源化を通じ、持続可能な社会の実現を目指す。
フジは2022年より、ネスレ日本と連携して売場に専用回収ボックスを設置。ネスレ製品の使用済み紙パッケージを回収し、トートバッグやコースターなどの繊維製品にアップサイクルして、キャンペーンの景品として再利用してきた。これまでに、キャンペーンでの期間限定設置を含む435店舗で、約2万個の紙パッケージを回収している。
現在は28店舗で常設回収を実施しており、そのうち19店舗において、新たに加藤産業との連携を開始。加藤産業の物流拠点や配送網を活用することで、回収体制の強化と回収量の増加に対応できる見込みだ。
フジは今後も、企業との連携を通じたサステナビリティの取り組みを推進し、環境負荷の低減と循環型社会の実現に取り組んでいくとしている。
■3社の役割







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