NY発の「SAKE」発売へ=日本酒「八海山」蔵元が輸入

日本酒「八海山」の蔵元である八海醸造(新潟県南魚沼市)は27日、米ニューヨークの酒蔵ブルックリンクラが製造する「SAKE」を4月14日から輸入販売すると発表した。日本酒好きの米国人が造った独創的な味わいで、SAKEの新たな魅力発信につなげる。
今回発売するのは、赤ブドウの濃縮果汁を使用した華やかな香りが特徴の「OCCIDENTAL(オクシデンタル)」など3種。米国人2人がNYで酒蔵会社を立ち上げ、八海醸造の技術支援を受けながら、米国産のコメや水を原料に、現地の人の舌に合うSAKEを造った。
いずれも750ミリリットル瓶入りで価格は4950円。酒屋や百貨店のほか、公式オンラインサイトでも順次発売する。
また、八海醸造は同社初となるコメを使ったウイスキーを4月1日に数量限定で発売すると発表した。8年間熟成し、コメ由来のほのかな甘みが味わえる。一般向けには抽選で販売し、全国の主要都市のバーでも取り扱う予定。