ヤマダHD社長に上野氏=山田氏は会長CEO続投―6月

ヤマダホールディングス(HD)は17日、上野善紀副社長(53)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する人事を発表した。創業者の山田昇社長(82)は、代表権のある会長と最高経営責任者(CEO)を引き続き兼務する。6月27日付。
社長交代は2021年9月以来約4年ぶり。上野氏は家電のほか、住宅や家具など生活関連商品を総合的に扱う戦略を推し進める。傘下のヤマダデンキの社長は退く。
山田氏は1973年に前橋市で電気店「ヤマダ電化サービス」を開業。83年にヤマダ電機(現ヤマダHD)を設立して全国にチェーン展開し、一時は年商2兆円を超える国内最大手に育てた。08年と16年に社長を譲ったが、21年に再々登板した。
上野善紀氏(うえの・よしのり)14年ヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)入社。16年取締役、専務などを経て24年6月副社長。