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スギHD、第3四半期決算は売上高・利益とも2ケタ増

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スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングス(愛知県)が1月9日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、売上高が前年同期比15.1%増の6,346億円、営業利益が11.0%増の287億円、経常利益が12.2%増の303億円となり、2ケタの増収増益となった。

 第3四半期連結累計期間は、調剤領域では、調剤室と調剤待合室の拡張改装を実施。また、訪問調剤の強化や高度な専門性を必要とする処方箋の獲得拡大に努め、調剤領域での売上基盤の増強を進めたほか、生産性の改善に向けて医療事務の配属を進め、個店別の人員配置を適正化するなど、全体的な最適化に取り組んだ。

 物販領域については、ドミナント出店戦略に基づき、関東・中部・関西の主要都市圏への新規出店を進めたほか、既存店舗については、PB商品の販売強化や食品売場の拡張などの改装を実施。都心店舗では、訪日外国人向け商品の品揃えを拡充するなど、インバウンド対応を強化した。

 店舗の出退店については、関東・中部・関西・北陸信州エリアでのドミナント拡充に向けて101店舗を新規出店し、17店舗を閉店。また、I&Hの子会社化によって376店舗を取得した。併せて、227店舗の改装を実施して、既存店舗の競争力強化にも取り組んだ。    

 連結売上総利益は1,954億4,000万円(17.2%増、286億9,900万円増)、販管費は1,666億9,100万円(18.3%増、258億4,400万円増)。営業利益で前年同期比28億5,500万円増を達成した。

 これらの結果および、2024 年9月に連結子会社化したI&Hの業績寄与も見込めることから、2025年2月期の連結業績予想を上方修正し、売上高は前回予想から65億円増の8,750億円(前期比17.5%増)、営業利益は10億円増の410億円(12.0%増)、経常利益は15億円増の430億円(13.0%増)、純利益で5億円増の255億円(16.0%増)を見込んでいる。

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