丸紅は27日、大本晶之常務執行役員(55)が社長に昇格する人事を発表した。2025年4月1日付で、社長交代は6年ぶり。経営体制の若返りを進める。
柿木真澄社長(67)は代表権のある会長に就き、同年6月の定時株主総会後に代表権が外れる予定。国分文也会長(72)は名誉顧問に就く。
大本氏は、電力事業に長く携わり、次世代事業開発本部長として新たな成長領域の開拓も進めてきた。27日の記者会見では「次期社長としてのミッション(使命)は、丸紅を次なる高みにけん引することだ」と語った。
大本 晶之氏(おおもと・まさゆき)早大商卒。92年丸紅入社、経営コンサルティング会社に転じ、07年丸紅再入社。20年執行役員を経て24年4月常務執行役員。愛媛県出身。