訪日客の免税手続き短縮=サイトで「購入予約」―松屋
百貨店の松屋は27日、専用サイトを通じて来店前に商品を「購入予約」することで、訪日客の免税手続きを短縮できるサービスを始めたと発表した。運営する松屋銀座(東京都中央区)では訪日客が急増し、店頭や免税カウンターなどの混雑が常態化。こうした状況を解消し、より丁寧な接客につなげたい考えだ。
同日開設のサイト「マツヤギンザドットコム」で、購入予約とともにクレジットカードなどの情報を登録すれば、来店後にパスポートなどを提示するだけで免税手続きが完了し、商品を受け取れる。これまではレシートの確認や現金の還付などに時間がかかっていた。
サイトでは国内客も高級ブランドのバッグや服などを購入することができ、新規顧客を開拓する狙いもある。