米ウーバーとインスタカートが提携=料理宅配の裾野拡大へ

時事通信社
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 【ニューヨーク時事】料理宅配サービスを手掛けるウーバー・テクノロジーズは7日、米食品宅配会社インスタカートとの戦略的提携を発表した。インスタカートのアプリを通じ、ウーバーと契約のある飲食店に料理を注文できるようにすることが柱。利用客の裾野を広げ、先行する同業ドアダッシュに対抗するのが狙い。

 サービスは数週間以内に始まり、全米数十万店の飲食店が対象となる。料理はウーバーの配達員が届ける。米ブルームバーグ通信によると、ウーバーが注文ごとに手数料をインスタカートに支払う仕組みという。

 ウーバーのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は声明で、「利用客が増え、配達員のさらなる収入機会の創出につながる」と提携の意義を強調した。

 米国内ではコロナ感染拡大に伴い料理の宅配サービスが普及。ウーバーのライバル、ドアダッシュは市場シェアの6割強を握るなど急成長を遂げた。一方、市場には頭打ち感も出ており、各社がいかに成長戦略を打ち出すかが課題となっている。

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