12月の百貨店売上高、全社増=クリスマス商戦が好調
三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が4日発表した昨年12月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月比で増収となった。クリスマス商戦が好調だったほか、年末年始の帰省を控え、手土産として菓子の売れ行きも良かった。
伸び率は、三越伊勢丹HDが10.3%、高島屋が9.1%、大丸松坂屋百貨店が7.2%、そごう・西武が3.9%。訪日客の購入を示す免税売上高は、大丸松坂屋が約2.7倍、高島屋が約2.1倍など、各社とも拡大した。
商品別では、クリスマスケーキや大人数で楽しむオードブルに加え、ギフト用として海外高級ブランドのマフラーや香水が好調だった。外出機会の増加で化粧品や土産用の和洋菓子も伸びた。