池袋と渋谷、千葉に出店計画=ヨドバシ、そごう・西武譲渡で
セブン&アイ・ホールディングスによる百貨店子会社そごう・西武の売却で、譲渡先の米投資ファンドと組むヨドバシホールディングスが、西武池袋本店と西武渋谷店、そごう千葉店の3カ所に家電量販店ヨドバシカメラの出店を計画していることが15日、分かった。
出店先はいずれもターミナル駅に近い好立地で、米ファンド側はヨドバシを集客の目玉にしたい考えだ。ただ、西武池袋本店では高級ブランド店が入居する低層階への出店に地元やテナントなどが反対している。出店フロア決定に向けた調整には時間がかかる見通しで、売却日は当初予定していた2月1日から「3月中」に延期された。
そごう・西武は首都圏と秋田、福井、広島の各市で、西武6店舗とそごう4店舗を展開してきた。グループ内の相乗効果が見込めず、セブン&アイは売却を決断。昨年11月にヨドバシと連携する米フォートレス・インベストメント・グループに2000億円超で譲渡すると発表した。