〔決算〕サイゼリヤ、２２年９～１１月期は営業黒字＝アジア好調で

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　サイゼリヤ＝２０２２年９～１１月期の連結業績は増収、営業損益は黒字転換した。経常利益、純利益は新型コロナ禍に伴う補助金収入の減少などで減った。日本事業は原料やエネルギーの高騰に加え、円安の影響で営業損益ベースで赤字となるなど苦戦。アジア事業は好調だった。

　２３年８月期通期業績予想に変更はない。

　松谷秀治社長は記者会見で「原材料の高騰で厳しい状況が続く」と説明。一方で「値上げはしないでやっていく。価格、品質ともに優位性が出てきており、客数も増えつつある。サイゼリヤは資金も海外事業もあり、まだ我慢ができる」と強調した。賃上げについては「例年並みか、例年並み以上に出す」との考えを示した。