【三越伊勢丹HD】 通期業績予想を引き上げ、営業利益は22%増の325億円
三越伊勢丹ホールディングスは2014年3月期の業績予想を引き上げた。海外ブランド品や高級時計など高額商品の売れ行きが期初から好調なことに加えて、主力の衣料品も動きがいいため。3月に大型改装が終わった伊勢丹新宿本店や三越日本橋本店など都心の基幹店舗がとくに好調に推移している。
14年3月期の連結業績は売上高が前期比4.3%増の1兆2900億円(従来予想比100億円増)、営業利益が22.0%増の325億円(同25億円増)となりそうだ。
8月2日に発表した13年4~6月期の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の3031億円、営業利益が53.2%増の105億円だった。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店舗合計で売上高は7.5%増。伊勢丹立川店などの支店を合わせた三越伊勢丹全体でも5.1%増と前年実績を上回った。
地方のグループ百貨店では、函館丸井今井、新潟三越伊勢丹、広島三越の3店舗が前年割れだったが、そのほかの7店舗は前年比プラスとなった。