H2O、通期の営業利益予想を160億円に下方修正、20年3月期

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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阪神百貨店
百貨店事業では、阪神梅田本店の減価償却費や阪急百貨店の改装費が負担となった。

 エイチ・ツー・オーリテイリングは1月29日、2020年3月期の連結営業利益が前期比21.7%減の160億円になる見通しだと発表した。従来予想に比べて20億円の下方修正となる。

 19年10月の消費増税後に駆け込み需要の反動減があったほか、消費マインドの冷え込みによる買い控えが続いていることが響く。暖冬により衣料品の売り上げが振るわないことも下方修正につながった。

 通期の売上高は従来予想を112億円下回り、前期比0.1%増の9280億円となりそうだ。前期比3.2倍の70億円を見込んでいた純利益予想は、50億円に引き下げた。

 同日発表した2019年4〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%減の6939億円、営業利益が26.9%減の118億円、純利益は59.3%減の25億円だった。

 百貨店事業では、阪神梅田本店の減価償却費やセブン&アイ・ホールディングスから取得した神戸阪急(旧・そごう神戸店)および高槻阪急(旧・西武高槻店)の改装費用が負担となった。また、傘下のイズミヤの早期退職加算金など約74億円の特別損失を計上したことで、純利益は大幅な減益となった。

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