【三越伊勢丹】食品宅配サービスを本格展開、10月から関東全域で
百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスは10月下旬から関東全域で食品宅配サービスを本格展開する。
同社では傘下の三越が有機野菜や自然食品の通信販売業者「大地を守る会」と提携して野菜やデパ地下総菜などの宅配サービス「三越くらしの御用達便」を展開してきたが、今回は取り扱い商品を従来の2倍の約1200品目に拡充、独自仕入商品も約10倍に増やす。
従来は週に1回決まった曜日に届けていたが、新サービスでは毎日注文を受け付けて午後3時までの注文なら翌日に自宅まで届ける。注文方法は電話、ファックス、またはインターネット。配送エリアは東京都、神奈川県など関東の1都6県全域。
入会金や年会費はかからないが、月額315円の利用料が必要。配送料は315円で、1回の注文金額が7350円以上なら無料。初年度に会員2万人・売上高27億円を目標とし、将来的には100億円を目指す。
大手百貨店ではエイチ・ツー・オーリテイリングも10月23日から子会社の阪急キッチンエール東京を通じて首都圏で食品宅配サービスを始める予定。