7月の百貨店売上高、全社マイナス=訪日消費が大幅減

百貨店大手3社が1日公表した7月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月を下回った。全社マイナスは5カ月連続。三越伊勢丹ホールディングス(HD)が前年同月比5.4%、高島屋は3.7%、大丸松坂屋百貨店は0.6%、それぞれ減少した。訪日客の購入額を示す免税売上高の大幅な落ち込みが響いた。
免税売上高は3社とも3割以上減少した。昨年に比べ円高傾向にあり、客単価が落ち込んだ。関係者は「月の後半にやや円安に振れ、客単価が若干上向いた。海外の消費者は為替の動きに敏感だ」と話した。このほか、海外ブランドのバッグや時計といった高額品消費が一巡したとの見方もあった。
一方、国内客の購入額は大丸松坂屋が3.3%、高島屋が1.6%、三越伊勢丹は1.4%増えた。晴天と気温の上昇が続き、日傘やサングラスといった夏物雑貨が好調だった。





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