2月の百貨店売上高、全社増=旧正月「春節」で免税品伸長
三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店3社が1日発表した2月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月比で増収となった。中華圏の旧正月である春節の大型連休でインバウンド(訪日客)が増加し、海外ブランド品など高額品の売り上げが伸長した。
伸び率は、大丸松坂屋百貨店が22.0%、三越伊勢丹HDが21.4%、高島屋が17.5%。訪日客の購入を示す免税売上高は、大丸松坂屋が約3.4倍、高島屋が約2.7倍など、各社とも拡大した。
商品別では、引き続き海外ブランド品や化粧品が堅調。気温が高い日が多かったことから、ブルゾンやトレンチコートなどの春物衣料が売れた。バレンタイン商戦も好調だった。
そごう・西武は2月分から月次売上高の公表を中止した。