〔決算〕吉野家HD、24年2月期予想を上方修正=テークアウト店舗拡大へ
吉野家ホールディングス=2024年2月期連結業績予想について、売上高と各利益を上方修正した。新型コロナ禍からの規制緩和で、既存店の売上高の回復が計画を上回っていることや、政府による光熱費の負担軽減策などが寄与した。通期の配当予想も1株当たり10円から16円に引き上げた。
河村泰貴社長は記者会見で、今後、客席がないテークアウト専門の「吉野家」の出店を加速すると強調した。今年8月末現在は23店舗だが、24年2月末までには59店舗に拡大する方針だ。テークアウト店は設備投資が少ないメリットがある他、女性客や新規客も利用しやすい。アルバイトが応募しやすい傾向もあるという。