ウエルシアHDがよどやを子会社化! 四国への本格侵攻を開始か
ウエルシアホールディングス(東京都:以下、ウエルシアHD)は10月9日、高知県の老舗ドラッグストア(DgS)企業のよどやを子会社化すると発表した。四国エリア本格進出の足掛かりを得たかたちだ。
3年連続の営業赤字
ウエルシアHDは、高知県でDgSを展開するよどやの株式50.1%を2020年3月2日に取得し、連結子会社化する予定だ。
よどやは高知県に24店舗(2019年3月末現在)のDgSを展開している。創業200年の老舗DgSで、地域に根ざした企業として高い信頼性を得ている。「食と運動」により病気にならない体づくりをサポートし、お客の「美と健康」を守ることを重要課題と考え、高知県内において生活の根本的なサポートができる総合健康企業をめざしている。
よどやの高知県内のシェアは表に示すようにトップだが、ここ数年はコスモス薬品(福岡県)やダイレックス(佐賀県)など低価格を強みとする小売業との競争が激化し、苦戦していたようだ。
ここ3カ年のよどやの業績推移をみると、売上高は102~103億円台を維持しているが、本業の儲けを示す営業損益については、2017年3月期は1億4600万円の赤字、18年3月期は600万円の赤字、19年3月期は6100万円の赤字だった。