【三越伊勢丹HD】 経常利益は従来予想を75億円下回る65億円に、4~9月期

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 三越伊勢丹ホールディングスは10月26日、2012年4~9月期の連結経常利益が従来予想を75億円下回る65億円(前年同期比58.6%減)になったと発表した。

 持分法適用会社であるジェイアール(JR)西日本伊勢丹が、昨年5月に開業した「JR大阪三越伊勢丹」の業績不振のため、4~9月期に約188億円の減損損失を計上することになったため。

 三越伊勢丹はJR西日本伊勢丹の株式の4割を保有しており、約188億円の4割に当たる金額を営業外損失として計上する。純利益も同様に従来予想から75億円減って、15億円(同92.7%減)となった。

 本業の儲けを示す営業利益は従来予想を5億円上回る80億円(同11.6%減)となったものの、関連会社に足を引っ張られた格好だ。

 JR大阪三越伊勢丹は開業初年度の売上高が目標の550億円を大きく下回る310億円で着地するなど売上げ不振が深刻で、JR西日本伊勢丹の親会社であるJR西日本と三越伊勢丹HDが共同で、「事業再生を目指した抜本的な対策について検討を進めている」という。

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