花粉飛散量、今春は昨年の5倍以上、静岡県では12倍

2011/06/01 11:11
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 今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は昨年の5倍以上となったことがわかった。ウェザーニューズ(東京都港区)が全国1000ヵ所に設置している観測機のデータをまとめた。

 都道府県別でとくに多かったのは、静岡県の12.17倍で唯一10倍を超えた。そのほか、栃木県(9.05倍)、新潟県(9.00倍)、滋賀県(9.24倍)が高い測定結果を示した。全国平均では5.59倍だった。関東や東北地方でも東京、神奈川、青森、岩手などで8倍を超えるなど、飛散量の多さが目立った。

 花粉症の症状が「非常につらい」まはた「つらい」と感じた人の割合は、福島が42.1%でトップ。山形(42.2%)や山梨(38.6%)、滋賀(同)も割合が高かった。

 4月下旬には花粉の飛散量が次第に少なくなってきたが、大型連休に中国から黄砂が飛来し、花粉症の症状が悪化した人もいたようだ。また、今年から新たに花粉症を発症した人が増えたことも特徴的だった。

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