24年7月1日号 決算2024ランキング
恒例の決算ランキング特集を今年もお送りします。
上場小売業の2023年度決算は、経済正常化による人流回復やインバウンド復活に加えて、インフレ下で価格転嫁が進んだことも手伝って、依然続くコスト高をはねのけ好決算となった企業が相次ぎました。
一部業態では巣ごもり需要の反動減、耐久消費財の販売不振などのマイナス影響が見られ、減益に沈んだ企業も目立ちます。また、好調業態でも一部の大手企業が苦戦するなど、企業間格差も見られるようになってきました。
混戦のなかで勝ち組となったのはどの企業なのか。23年度決算を業態別に振り返っていきます。
編集後記
今月はミニストップの新たな旗艦店の取材に行きました。同社の掲げるNewコンボストアモデルを体現した店舗で、ファストフードに力を入れています。ホットドッグは個人的にもおすすめです。詳しくはDCSレポートのページをご覧ください!
私の友人がその昔、ミニストップのことを「ミップ」と略していました。これまで同店を略称で呼んだことがなく、違和感に包まれたことを今でも覚えています。
ミニストップといえば、やっぱり「ハロハロ」ですね。暑い日に店舗の前にある掲示物を見るとついつい食べたくなってしまいます。イートインで暑さをしのいで、今年の夏も乗り切りたいと思います。
(阿波)
イオンが総菜の新しいプロセスセンターを稼働し、新メニューを開発したことを受けて発表会の取材に行きました。印象に残ったのが「総菜の固定観念を打ち破る」というイオン側のメッセージです。色んなスーパーマーケットに足を運んで総菜を見るのが楽しみでしたが、最近はどの店も似たようなメニューで飽きつつもありました。新メニューは外国料理をイメージした料理をはじめ、定番の総菜にひと手間加えたものなど幅広い品揃えです。3年がかりで進めてきたプロジェクトということで、一消費者として今後の総菜展開が気になるところ。日々何気なく手に取っていた総菜への、自分の中の固定観念も変わりそうです。
(北野)