小売業に革新を起こす「オープンイノベーション」「ディスラプティブイノベーション」とは

松岡 由希子 (フリーランスライター)
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オープンイノベーション

 オープンイノベーションとは、組織のイノベーション活動において外部のアイデアや技術を幅広く活用する一方で、組織内で創出されたアイデアや技術を積極的に共有し、外部でのイノベーションにも波及させるイノベーションモデルだ。2003年に米国の経営学者ヘンリー・チェスブロウ博士によって提唱され、さまざまな分野で広がってきた。

 近年では、食品小売企業でも、従来の自前主義や垂直統合型のイノベーションから転換し、オープンイノベーションによってイノベーションを推進する動きがみられる。

 米食品スーパー(SM)最大手クローガー(Kroger)は、

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記事執筆者

松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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