トライアルのスマートストアで重要な役割を果たす「リテールAIカメラ」の機能を徹底解説!
前回は、われわれにとってデジタルトランスフォーメーション(DX)の本質は「現場の課題を解決すること」であることをお伝えしました。今回は、われわれのスマートストアで「リテールAIカメラ」を使って現場の課題をどのように解決しようと試みているのかをご紹介します。
人はバナナを24時間見張っていられない
リテールAIカメラの主な機能として「欠品検知」があります。分かりやすいバナナの例で紹介しましょう。
以下の3枚は、リテールAIカメラの実際の画像です。商品の充足率を画像からAIが自動判定して売場の状態をスコア化しています。
時間の経過につれて商品の数が減り、スコアが下がっていく様子がわかります。リテールAIカメラ導入以前は、「いつ・どのタイミングで・どのようなペースで商品が売れたのか」を正確に把握することは困難でした。ひとつの売場にずっとスタッフが張り付いていることは非現実的だからです。
売場を管理する本部では、リテールAIカメラから取得したデータを蓄積・分析し、発注量や陳列量を適正化していくことで、「欠品が起こりにくい売場づくり」に生かしています。
トライアルグループ DX改革の秘訣 の新着記事
-
2022/06/28
AIレコメンドがマーケティングを変える?トライアルのスマートショッピングカートの新機能 -
2022/04/15
店舗から有人レジがなくなる? トライアルの「スマートショッピングカート」の革新性 -
2022/02/11
トライアルのスマートストアで重要な役割を果たす「リテールAIカメラ」の機能を徹底解説! -
2021/12/16
DXの本質は現場の課題解決!トライアルが「AIカメラ」だけでなく通常のカメラも活用するワケ -
2021/10/13
DXを実現するためにトライアルが実施した組織体制の変革とは -
2021/09/28
小売業の「ムダ・ムラ・ムリ」は約46兆円? 小売業にDX改革が必要な理由
この連載の一覧はこちら [6記事]
