コロナ禍でも唐揚げの売上を伸ばしているスーパーが実践!抑えるべき3つの勘所と真似したい4つの専門店を紹介
新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大下において、感染防止の観点から揚げ物のバラ売りが難しくなり、総菜部門の業績が落ち込んでいる食品スーパー(SM)は少なくない。一方、勢いを増しているのが揚げ物の代表商品である「唐揚げ」の専門店だ。テイクアウトを強化し着実に支持を得ている。そこで日本唐揚協会専務理事の八木宏一郎氏にSMの揚げ物提案のヒントを得られる専門店4店を紹介してもらった。
押さえたい3つのトレンド
コロナ禍でSMの揚げ物の売上は確かに縮小傾向にある。しかし、当協会で毎年開催するコンテスト企画「からあげグランプリ」では2019年からSM部門を新設しており、同企画で上位にランクインしているチェーンについては売上を大きく伸ばしている。その違いは現在の唐揚げのトレンドをしっかり押さえているかどうかだ。
たとえば、近年では唐揚げのサイズは以前より大きいものが好まれ、また手間をかけてでも店舗で揚げる直前に粉をまぶし、カラッとした薄衣に仕上げた商品でなければ支持されなくなっている。
とくにSMの唐揚げ開発において提案したい点が3つある。1つ目は「だし」で和風に仕上げた商品の開発だ。かつてはニンニクと醤油でパンチを効かせた商品が主流だったが、「減塩」効果や幅広い層に好まれる味わいであることから需要が高まっている。
2つ目は
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