ロピア海外1号店「LaLaport台中店」レポート、 日本の食文化の発信で海外市場開拓へ
日本のSMと遜色ない
味と品質の寿司を提供
売場を実際に見ていくと、国内同様にワンウェイの売場配置で、主通路沿いに青果、鮮魚、総菜、精肉、和洋日配、酒類を配置。売場中央でグロサリーや菓子、冷凍食品などを販売する。
青果では野菜は台湾産を中心とする一方、果物は長野県産シャインマスカット(約5075円:1台湾元=4.7 円換算、以下同)や山梨県産梨(約1730 円)など日本産の高質商品を訴求する。
日本から輸入するぶん価格は高いが、ときに何十個とまとめ買いしていく人もいるそうで、需要は高いという。売場では3種類の果実が少しずつ入ったカットフルーツのパックも用意。シールで産地を訴求し、まずはおいしさを知ってもらうための工夫も行っていた。
鮮魚については、鰻の蒲焼や大粒のホタテなどを冷凍ケース1台で販売するのみで、残りは刺し身と寿司の売場とした。なかでもスペースを割くのが寿司バイキングのコーナーだ。大ぶりのネタを使った寿司を約20種類揃え、従業員が注文を聞きパック詰めする。
価格は「いか」(1貫約188円)、「赤えび」(同約235円)、「ほたて」「いくら」(いずれも同約282円)などで価格はやはりやや高いが、日本のSMの寿司とそん色ない品質と味の商品を提供していた。